KZ1300のキャブのオーバーホールです。
始動性は良いが、アイドリングは長続きしない、電源が切れたかの様にエンストする、
チョークを引いてもあまり回転が上がらない・・・
という事で、先ずはキャブのオーバーホールです。

6気筒ですが、キャブは2バレルの3キャブですので、おっきな3気筒みたいなもんです。
それで、今回はオーバーホール自体は何の問題もなかったのですが、
色々部品が足りませんで・・・
フロートバルブを押さえるスプリングが1つ欠品。→廃盤
スロットルロッドの中のスプリングシートが2つ欠品→廃盤
このスプリングが無い為か、そこのキャブは激しくオーバーフロー
オーバーフローが止まらない~♫もぅ止まらない~♫ 失礼、おふざけが過ぎました。
スロットルロッドのスプリングシートは、調整に影響するので、必須です。
ですので、夜なべして作りました。

こんなして・・・ステンレスのワイヤー曲げて・・・

こんなして・・・ クルッと回して・・・

できた!!左が複製品です。
そして、コイツは

旋盤で真鍮をイジメ倒してその様な形に・・・

できた!!
足が長いように感じますが、実際長いです。
と言うか、最低でもコレくらいの長さがないと、掴めないんです。
切っても良かったんですが、調整には関係ない部分なので、そのままですね。
でも、重要なのは、太い方ですので、ここはバッチリ合わせました。
こんなBB弾位の大きさの物を普通の旋盤で作ると、近寄らないと見えないので、怖い・・・
機会に対して、余りにも小さいので、スーパー低回転で削ったので、時間がかかってしまいました・・・
部品ができれば直ぐですので、早速キャブ付けちゃいます。

結果は、正直今一歩。時間的にあまりブンブン丸すると、近隣からの視線に耐えかねるので、今日はこのままです。
昨年入れたおNEW工具、KOWAのシンクロメーター。
買う時に、6気筒用もあったのですが、4気筒用にしました。
無駄に2気筒分あってもしょうがないだろうな?使うことないし・・・
使うときあるじゃん。笑
やっぱり大は小を兼ねるんだな。